妻がつわりでほとんど動けなかった時期、私は仕事前や早く帰ってからの時間に、炊事や洗濯、子どものお風呂など、できる家事を引き受けていました。長男を見るのも、その一つでした。
家事を引き受けるだけでなく、本人が何をつらく感じ、どう過ごしたいのかを聞くことも大切だと、後から気づきました。
何が助けになるかは、その日の体調や気持ちによっても変わります。わが家の場合はこうだった、という一例として読んでもらえたら嬉しいです。
この記事は、つわりでほとんど動けなかった妻をそばで見ていた、夫である私の目線で書いています。
妻本人の気持ちをすべて代弁できるわけではありませんが、当時の経験から、体調が悪いときに夫側が気をつけたいと思ったことをまとめました。
体調が悪いと、家事だけでなく子どもの相手もつらい
家事を一つ終わらせることももちろん助かります。でも、子どもの相手をしなくてよい時間ができると、横になって体を休めやすくなります。妻が子どもに背中を向けることも、子どもに対して申し訳なさを感じる行動になり得るからです。
体調が悪い家族がいるときは、目の前の家事だけでなく、その人が休める時間をつくれているかも考えてみてください。
まずは「何がしんどい?」と話を聞いてほしい
私が一番大切だと思うのは、妻と話をすることです。
「今日は調子どう?」「今、したいこととかある?」と聞いてみる。答えを急がせず、つらさをそのまま受け止めて話を聞く。希望があれば、それが実現できるよう動いてみる。
体調が悪いときは、自分の状態をうまく説明できなかったり、何をしてほしいかすぐに決められなかったりすることもあります。それでも、本人の話を聞こうとすることが大切だと思います。
夫側が「これをすれば正解」と決めるのではなく、妻の言葉や様子を見ながら相談する。体調や気持ちは日によって変わることもあるので、以前は大丈夫だったことでも、今どう感じるかを聞いてみてください。

「おはよ、今日はどう?」
その日、その時によってかわります。
返事や説明が難しいときも、急かさず受け止めてほしい
「どうしたらいい?」と聞かれても、つらいときには考えたり説明したりする余裕がないかもしれません。
そんなときは、何度も質問を重ねるより、まず話を聞いて、本人の様子を見ながらできることを引き受けるのも一つです。
たとえば、食事や洗濯、子どものお世話など、必要そうなことを具体的に伝えてみる。「夕飯は作るね」「子どもをお風呂に入れるね」と声をかければ、全部を考えて指示する負担を少し減らせます。
もちろん、本人の希望と違うこともあります。配慮も必要です。「これ作るけど、食べられそう?」くらいに聞いてみましょう。
家事を引き受けるなら、子どものお世話も含めて考える
長男を連れて出かける時間は、妻が体を休める助けになったと思います。
仕事から帰ったあと、一緒にイオンへ行くこともありました。出た先で長男に断って、少しだけ仮眠させてもらうこともありました。公園など、近くで過ごせる場所でもよいと思います。
ただし、外出が気分転換になるかどうかも、その人の体調や希望によります。休んでいたい日もあれば、誰かと一緒にいたい日もあるでしょう。ドライブに出ることで気がまぎれることもあります。
まずは本人に聞いて、妻の無理のない過ごし方を一緒に考えるのがよさそうです。
一人で休める時間と、誰かと一緒にいたい時間がある
当時の私は、妻が体を休められるようにすることを考えていました。
でも後から、つらさと一人で向き合い続けることも苦しいのだと知りました。休ませてあげたいと思っていても、本人は一人きりでいるのがつらいこともあります。
「寝ていてね」と伝えて別の部屋に行くことが助けになる日もあれば、そばにいて話を聞くことが助けになる日もある。どちらがよいかは、そのときによって違います。
休めるようにすることと、でも一人になりすぎないこと。そのバランスは、家庭によって違うと思います。会話しながら探していけると、よいでしょう。

しんどい時って、放っておいてほしい時と構ってほしい時と、ありません?
洗剤などを使う前に、「ちょっと使うね」と伝えてほしい
妻がつわりで匂いに敏感だった頃、食器洗いに使った洗剤の匂いを指摘されたことがあります。
油汚れを落とすためにやむなくJOYを使ったところ、ふた部屋離れた場所にいた妻にも気づかれました。自分では少し使ったつもりでも、匂いがつらい人には届いてしまうことがあるのだと知りました。
今なら、使う前に「ちょっと使うね」と伝えます。
先に知らせてもらえるだけで、本人も心構えができるかもしれません。洗剤に限らず、香りのあるものや音が出る作業なども、気になるようなら先にひと声かけてみてください。特に、急な大きい音なんかはびっくりしますからね。
何がつらいかは人それぞれです。
以前は平気だったものでも、体調が悪いときには負担になることがあります。変わったんだね、と受け止めていきましょう。
つわりの経験から、今伝えたいこと
妻のつわりを経験して、家事を代わることは、ただ作業を引き受けることだけではないと感じました。これはつわりに限らず、体調が悪い家族がいるときにも通じる部分があると思います。
体を休められるようにする。子どもの相手を引き受ける。一人でいたいのか、そばにいてほしいのかを聞く。洗剤を使う前にひと声かける。
何が助けになるかは、その人やその日の状態によって違います。だからこそ、まずは話を聞くことが大切だと思います。
体調が悪いときに、すべてをうまく説明するのは難しいかもしれません。それでも、つらさを受け止めてもらえること、相談しながら一緒に考えてもらえることは、支えになるのではないでしょうか。

大丈夫。ちゃんと伝わっていると思いますよ。
私も、陰ながら応援しています!
▶わが家で実際に使った無香料の洗剤については、こちらの記事にまとめています。


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