はじめに
こんにちは。
身近に育休を取得した人はいますか?
男の身の私は、次男誕生の折に育休を取得しました。その時の思いはこちら。
さて、育休から職場に復帰するときには大きなストレスがかかります。
復帰する事への不安感は当然のこと。通勤のしんどさ、同僚との関係がどうなっているか、自分のことはどう思われているのか、世間では出世できなくなるとか言うし…。せっかく仕事から距離があるはずなのに、考え出すとキリがありません。
・同じ境遇の人はいるかな
・育休を取るつもりだけど、やっぱり先行きが不安
・育休中の部下は、何を思っているのだろうか
そんな不安をもつ人や、心配な人へ向けたページです。一個人の考え方ですので、こんなタイプの人もいるのか、くらいの軽い気持ちでどうぞ。
ひとつ、参考程度にご覧下さい。
私が育休中に不安だったこと
普段から幹線道路の車通勤だったので、通勤の不安はありませんでした。嫁いで遠くなったとかいう訳でもありませんしね。
私がいくつか不安に思っていたうちの3つを挙げると…
1.復帰までの月数をカウントダウンしてしまう
2.上司や同僚にどう思われているのか
3.今後のキャリアはどうなるのか
…ということになります。どれもこれも、復帰してみないと分からないものばかりですよね。ずっとしんどかったのを覚えています。
以下、ひとつずつ解説していきます。
復帰までの月数をカウントダウンしてしまう
マジです。
初めのうちは赤ちゃんが泣きまくるので考える暇もないのですが、慣れてきた3か月頃から首をもたげてくるのです…!
育休期間は、1年取った場合は基本的に子どもの誕生日の前日までかと思います。もし6月1日に取得した場合、9月くらいには気が付いてしまったという感じ。
こうなります
あと9ヶ月で復帰か…
あと半年しかない…
あと3ヶ月…
もう今月末じゃん。
という感じ。もちろん、月に1回なわけがありません。一度思い出してしまうと、しばらくはその思いに引きずられてしまうのです。なんておそろしい。
そしてさらに恐ろしいのが、
・育休期間が終わるまでこの思いが続いていくこと。
・残り期間が減っていくごとに辛さが増していくこと
それが、この2つに集約されます。
最後の1か月はもう、悟りを開けそうです。“残り2か月”よりも“残り1か月”の方が、気持ちが落ち着いていました。なんででしょうね?
もちろん人によって違うかもしれません。発狂しそうになる人もいるかもしれません(どこかネットで見ました)。
自分の場合は、諦めがついたのか開き直ったのか。はたまた1年間終わりを思い続けてきたことから覚悟ができたのかもしれません。
なんにしても、
しんどい時間が長くて大変でした。
上司や同僚にどう思われているのか
まんまです。
育休って、ちまたでは“休業”と思われています。日本語では、文字通り休みなんですよね。
「子育てのための休み」って労働者の権利なんですが、この頃の子育てのしんどさを知っている男の人っていないんじゃないでしょうか。
「でも休みじゃん?」
「子育てで休むとかおかしい」
って腹の中で思われているのかもしれません。(確認してないけどね)
そんな人に説明を尽くしたって分かってもらえるわけもないのですが、子育てに消極的な人が多い環境だったら余計に不安が大きいかもしれません。
自分の上司に、保育園の送り迎えしてる人はいますか?
それでも、やっぱり心配
こんなこと、わざわざ確認なんかできません。復帰して、自分に対する風当りを感じてはじめて実感するものです。とはいえ、自分の抱えていた業務を肩代わりしてもらっていたわけです。まずは感謝しなければいけません。
しれっと戻れることを願いましょう。
私はこうしていました
私は、ときおり長男と職場に行っていました。用事がある時だけではありますが、子どもを連れて差し入れのお菓子を持参していました。子どもの面倒を見ていることをアピールできているかもしれません。初めての子とかだと、もしかしたらハードルが高いかもしれませんね。
子どもの顔も見ていると、あまり悪く思われないかも…?
今後のキャリアはどうなるのか
巷では、育休を取りたいというと「もう出世はないぞ」と脅されたみたいな記事を見かけます。育休空けたら、持ち家を買ったばかりなのに引っ越し込みの異動を命じられたなんて記事も見かけました。背後の様子はわかりませんが、怖いですよね。
私の場合
私の場合は、育休空けてからの上司との会話で
「休んでなかったらリーダーだったのにね」
と言われました。実際に復帰してみると、後輩が任命されていました。1年休んだ後だからとフォローされこそしたものの、そんなん信じられないですよね。自分が有能な人間であれば…!
復帰して感じたこと
私が復帰して感じたことは、
・有能な後輩に先を越される
・前とは自分の立ち位置が変わったような…
・上司との距離感がわからない
・職場の空気感も、なんか変わった?
といったもの。
1年の差って、けっこう大きいんですよね。自分が子どもの面倒を見ている間にも彼らは職務を全うしているわけですから、それは当たり前のことです。
年齢や役職など、人によって条件が違います。評価する人間も違うので、先駆者がいるのであれば参考になるかもしれません。うちの職場では男の育休取得者がおりませんので、もう自分の体験をもって経験していくしかありません。
子どもとの時間を割いてまで仕事をしに来ています。まずは全力で戦おうと思います。
おわりに
仕事したい人なら育休なんて取らないだろうし、こんな悩みはありませんよね。自分と似た境遇の仲間がいたら嬉しいです。
仕事に行かなくてもある程度のお金を頂けるというのは嬉しいものです。国から子供のためにお金をかけてもらえるのはありがたいことです。こどもがいると給付されたり税金が控除されたりする世の中。子供がいないとあやかれない、未婚の人から見ると、意味不公平に感じたりするのでしょうか?
家族のために育休を選んだ人に、なにを思いますか?
あなたの身近にいる育休取得者は、不安を感じているのかもしれません。もしよかったら、注意深く見てみてください。
取得者のあなた、不安で当たり前です。まずは、今できる事をしていきましょう。
ありがとうございました。
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